PDTのポイント

身体への負担が少ない

がん治療を実施・検討をする際に、多くの患者様は、身体への負担を心配されています。
PDTで使用されるレーザ光は、体内へ注射した光感受性物質にのみ作用し、励起状態となった光感受性物質は、酸素と反応し強い酸化作用をもたらす一重項酸素を発生させます。
この一重項酸素の殺細胞効果により、腫瘍細胞や腫瘍血管を選択的に壊死させることが可能です。

このため、低侵襲性を保ちつつ正常細胞を保護し、がん細胞だけを効果的に除去することができます。

レーザ光と聞くと、細胞を高温で切断するイメージがありますが、この治療法で使用されるレーザは、手術で使用される高出力のレーザメスとは異なり、部位に応じて適切な光量を調整した低出力レーザですので、ご安心ください。

がん細胞を狙い撃つ

治療に使用する光感受性物質を体内に投与したのち4~6時間ほどで、病巣部位に光感受性物質が集積されます。その後、病巣部位に低出力レーザ光が照射する形で、治療を行います。がん細胞が集まっている部位に光を照射することで、光感受性物質を活性化させ、がん細胞を直接集中的に破壊することが可能です。

がん細胞を狙い撃つ
身体への負担が少ないがん治療

  • 1

    注射によって静脈内に投与された光感受性物質は、血流を介して腫瘍組織へ移行します。

  • 2

    光感受性物質が浸透した腫瘍組織にレーザ光を照射すると、光を吸収して励起状態となった光感受性物質は、酸素と反応し一重項酸素を生成します。

  • 3

    一重項酸素の強い酸化作用に基づく殺細胞効果により、腫瘍細胞や腫瘍血管は壊死、腫瘍組織は破壊されます※ 。

※抗腫瘍効果のメカニズムとして、直接的な殺細胞効果以外にも、腫瘍血管にダメージを与えて閉塞させてしまうVascular Shut Down Effect(血流遮断効果)、様々な免疫応答による2次的な影響等の複合的な要素が関与していると考えられています。